大豆について

 

平成24年度での日本の食用大豆消費量は、約93万トンで、輸入はアメリカ・カナダ・中国等で70万トン、国産は23万ト

ンです。

国産大豆23万トンの用途は、豆腐58%、納豆14%、味噌醤油10%、煮豆惣菜9%、きなこ・菓子9%となっています。

富山県産は8千トン〜9千トン程度で、エンレイ、オオツルという品種に平成23年度より、シュウレイという品種が加

わりました。

オオツルは主として煮豆用、エンレイは豆腐等として栽培されてきましたが、シュウレイはその両方の良い性格を合わ

せ持っています。

エンレイは蛋白質含有率が42%以上と他の大豆(3839%)よりも高く、脂質は20%未満、全糖は21%と多く含まれて

います。

これに対して、輸入大豆等は蛋白質含有率が低く、酸化劣化の原因となる脂質が高く、全糖も低くなっていますので、

精油等に適したものとなっています。

おいしい味噌醤油・豆腐の製造では、大豆の蛋白含有率・全糖が高く、脂質が低いものが適しているのです。