富山ICから北陸自動車道を走り、黒部ICで降りて富山湾を目指して北に向かいます。 県道2号線を右折して東へ向かい黒部川を渡ります。 下飯野の交差点を左折して、北に向かい富山湾側の岸壁を目指します。
左手に上図のような建物が見えます。
「牡蠣ノ星」レストランの右手にある浄化センター側からの風景です。 ここから、富山湾沖合いへと採水パイプが伸び、水深384mから殺菌作用がある濃厚な深層海水が来ています。
運が良ければ、向こうに見えるレストラン側の小スペースに車を停めることができます。
車は道路の向かい側の岸壁横の大駐車場に駐車させます。
50m程度しか離れていないので苦になりません。
岸壁の向こう側は海なので、階段を上って富山湾を満喫することができます。
店に入ると、直ぐ横手に隣にある浄化棟から運ばれてきた各地の牡蠣が種類別に分けられ、海洋深層水のシャワーを浴びながら食されるのを待っています。
普通 牡蠣等の海産物の生簀が店内に有る場合、生臭さがするのですが、全くしません。
レストラン内部の様子です。 奥の席全部が我々の予約席となっています。 結構 人が入っています。
そう広くないスペースなので、団体さんが来たらどうするのだろうと気になります。
富山桜友会の皆様が牡蠣とは思えない牡蠣を感動しながら食しています。
どういう種類の牡蠣があるのかご紹介します。
店の入口に掲げてあるマップです。 全国各地から牡蠣が届いており、海洋深層水で浄化されています。
此処では、各地に行かずとも、全国各地の牡蠣が食べれそうです。
メニューの一例です。 1品づつも食せれますが、コース料理もあります。 我々は、牡蠣の全てを堪能する為、「牡蠣ノ星コース」という牡蠣のフルセットメニューを選択しました。
構成は以下の通りで、お腹いっぱいになります。
ここで出される牡蠣等は隣の棟(入れません)にある施設で36時間から48時間海洋深層水に浸され、毒素を吐き出され、臭みが全くなくなります。
最初に牡蠣のスープが出されます。 牡蠣自体の濃厚な風味が臭みなしで、味わえます。 牡蠣は栄養価が豊富なので、胃がびっくりするのを抑える為にも最初に牡蠣のスープを食するのだそうです。
通常 牡蠣のスープは生臭いので飲めたものでは無いのですが、牡蠣の旨みと海(海洋深層水)の旨みが感じられる美味しいスープでした。
次に、牡蠣の燻製のカルパッチョに挑戦します。 すごいですね、牡蠣の燻製も風味が凝縮されていて、さわやかな香りさえも漂ってきます。
こうなると、後のメニューが楽しみになってきます。
生食用の牡蠣が運ばれてきました。 左側3つが兵庫産(広島産とは別です)、右側3つが五島列島産です。 よく冷えていて臭みが全くしません。
期待以上です。
一人分を取り分けた物です。 写真を観ても新鮮さがお分かりになるでしょう。 上が兵庫産、下が五島列島産です。 今まで食した牡蠣は少し牡蠣(生臭み)臭いのですが、全く匂いません。
牡蠣の殻の白さがお分かりになるでしょうか。
焼き用の広島産牡蠣が運ばれてきました。 調理用の牡蠣は細菌等が生食用よりも多いので、生臭みが強いのですが、これも全く匂いません。 海洋深層水ならば、調理用の牡蠣でも生食ができるのではとも思えてきます。
これも牡蠣の殻の綺麗さがお分かりになるでしょうか。
一気に網の上に並べます。 最初に平らな方を下にして7分間程度(牡蠣の口が開いてくるまで)焼き、ひっくり返してごつごつした背面を下にして3分程度焼きます。(これは汁がこぼれずに凸側貝殻の器に入るようにする為です)焼きすぎるとプリップリの食感が失われますので、勝負時です。
下の加熱用牡蠣の身や殻の美しさを観て下さい。
焼きあがった牡蠣を開いたものです。
プリップリの状態がお分かりになるでしょうか。
貝殻も完璧に洗浄され、ピカピカです。
中身の大きさは開けてみないとわからないです。 お汁もすごく美味しいです。 普通 牡蠣を食すると、何かの拍子に胃に収まった生臭みが上がってくることがありますが、全く無く今まで食した牡蠣はいったい何だったのだろうかと思うくらい爽やかです。
貝殻の底に溜まっているのは、純粋な牡蠣のエキスです。
美味しいので、牡蠣の身を食した後、全て啜ります。皆さんも自然に啜っています。
海鮮各種が運ばれてきました。
これも臭みがありません。
丸いリング状の物はサザエや貝を安定させる為の小さな五徳です。
牡蠣のアヒージョです。
きのこや野菜と混ざり美味しそうです。
ホタテの身の美しさがお分かりになるでしょうか。
牡蠣のフライが運ばれてきました。
これは1つ食べちゃった後で撮影したものです。
これもこれまで食した牡蠣フライとは別物と思えました。
ガラスに入っているのはマヨネーズで、漬けてフライを食したので、フライの衣が散らばっています。
牡蠣ご飯が茶漬け用の牡蠣汁と一緒に運ばれてきました。
小ぶりなので安心します。(既にお腹いっぱいになっていましたから)
牡蠣出汁のやかんは、焼き網の上に置いて暖めておきます。
お茶漬けにしたものです。
お腹は一杯なのですが、風味豊かで、食べずにはおられません。
大いに満足できたコース料理でした。
隣にある浄化棟です。
内部撮影はできません。
ここからレストランへ牡蠣が運ばれてきます。
興味津々ですが、内部は観れないそうです。
隣にある浄化センターの内部です。
海洋深層水の細かな説明がされています。
桜友会会員の博学なお嬢様が海底地形の知識と海洋深層水説明との関連をチェックされています。
浄化センターの外側壁には、海洋深層水の各種溶液の採取口が設けられ、自由に持っていけます。
ここで浄化された牡蠣は、入善駅周辺の料理店でも食せますが、施設直結の海洋深層水から揚がったばかりの牡蠣を食したいならば、やはり此処でしょう。